自宅では、主に自作デスクトップPCを使っています。
自作PCって、パーツ選びからもうワクワクして楽しいんですよね。
いろいろな製品を比較しながら、スペックや規格を確認したり。
今回は、初心者向けに自作PCに必要なパーツと、パーツの選び方を紹介します。
また、僕が実際に使用している自作デスクトップPCの構成と、購入パーツも紹介したいと思います。
- 自作PCに必要なパーツ
- 初心者向け 自作PCのパーツの選び方
- 自作デスクトップPCを組む
- 自作デスクトップPCのパーツ一覧
- 【PCケース】JONSBO V4
- 【CPU】Intel Core i5-9400F
- 【マザーボード・メモリ】ASUS PRIME H310M-E R2.0|シリコンパワー DDR4-2666
- 【ファンレスグラフィックボード】ASUS GT710-SL-2GD5
- 【無線LANカード】Ziyituod 無線LANカード
- 【ATX電源ユニット】玄人志向 KRPW-N600W/85+
- 【ストレージ】Samsung SSD|WD HDD Blue
- 【マウス・キーボード】Logicool M720r TRIATHLON|K375s
- 【ウルトラワイドモニター】LG 34WL75C-B
- 【外付けブルーレイドライブ】I-O DATA EX-BD03K
- 自作デスクトップPC 必要なパーツと選び方 まとめ
自作PCに必要なパーツ
自作PCに必要なパーツは何か。
必須のパーツ、あると便利なパーツ、PC周辺機器に分けて解説します。
必須のパーツ
こちらが、自作PC本体に最低限必要なパーツとそれぞれの役割です。
必須のパーツ | 役割 |
---|---|
CPU | PCの頭脳にあたる演算・制御装置 |
メモリ | データ保管を行う主記憶装置 |
ストレージ (SSD・HDD) | データ保管を行う補助記憶装置 |
マザーボード | パーツを繋ぐ電子回路基板 |
電源ユニット | 電力を供給する |
PCケース | パーツを格納する |
これらの組み合わせで、PC本体は成り立っています。
あとは、これらのハードウェアをコントロールする基本ソフトウェアのOSをインストールして、ようやく人が操作できるようになります。
あると便利なパーツ
必要なパーツ以外に、あると便利なパーツについて。
複数のモニターを接続したい、PCゲームがしたいとなれば、グラフィックボードが必要になります。
CPUの種類によっては、グラフィックボードが必須のものもあります。
デスクトップPCをワイヤレスで使いたければ、無線LANカードを搭載すれば可能です。
また、DVD/ブルーレイディスクを再生するには、光学ドライブが必要ですね。
必要なPC周辺機器
最後に、PC周辺機器について。
モニター・マウス・キーボードの3つは、PCを操作するのに必要です。
モニターはHDMI等で、マウス・キーボードはUSBやBluetoothなどで接続します。
どれも汎用的なものなので、別のPCで使っているものがあれば、買い足さずに流用するのもアリですね。
初心者向け 自作PCのパーツの選び方
自作PCのパーツはどのように選べばいいか、僕なりの考えを説明しますね。
用途からスペックを考える
まずは、自作PCをどのような用途で使うのかを考えましょう。
用途によって必要なスペックは変わります。
用途 | スペック |
---|---|
インターネット | 低 |
Office | 低 |
動画配信サービス(VOD) | 低 |
プログラミング | 中~高 |
PCゲーム | 高 |
ざっくりと書きましたが、インターネット・Office・VOD視聴などはそれほどスペックは必要ありません。
ただし、もちろんスペックの高い方が快適さは上回ります。
プログラミングで統合開発環境やローカルサーバーを使いだすと、低スペックだと厳しくなります。
また、PCゲームをするには、グラフィックボードを搭載しないと快適なプレイは難しいでしょう。
予算を決める 5万?10万?
次は、予算です。
低スペックのパーツを揃えたり、他のPCから一部パーツを流用する、中古品を購入する等で、5万以内でも自作PCは組むことができます。
でも、低予算で低スペックのPCを組むと、だいたいすぐにどこかで不満が出てくるんですよね。
で、新たにパーツを買い替えていくと、結局高くついたり…。
そのため、初めから10万以下で考えて、そこそこ満足いくもので組んでおく方がいいと思います。
ちなみに、グラフィックボードにこだわりだすと、10万・20万と余裕で予算を超えていきます。
パーツはマザーボードから選択する
パーツの選択は、マザーボードから決めると簡単です。
マザーボードの三大規格のサイズは、以下の通り。
マザーボード規格 | 最大サイズ |
---|---|
ATX | 305×244mm (12×9.6インチ) |
MicroATX | 244×244mm (9.6×9.6インチ) |
Mini-ITX | 170×170mm (6.7×6.7インチ) |
マザーボードを決めると、PCケースはその規格に対応したものに絞られます。
また、マザーボードのCPUソケット・メモリソケット・M.2スロット・PCIe拡張スロットの規格によって、装着できるパーツが限られます。
このように、マザーボードをどれにするか決めると、自ずと他のパーツの選択肢が限られていくので、どのパーツにするか決めやすくなります。
自作デスクトップPCを組む
では、実際に僕が使っている自作デスクトップPCを紹介します。
コンセプトは、コンパクト・コスパ重視です。
コンパクト・コスパを重視する理由
僕はこれまでミニタワーケースのBTOパソコンを利用していましたが、ミニタワーと言っても結構大きいんですよね。
5.25インチ DVDドライブベイも搭載されていて、便利なことは便利ですが、使用頻度は少なかったです。
そのため、置き場所も狭いこともあって、もっとコンパクトなPCケースで組みたいなと思いました。
自作デスクトップPCの用途と予算
自宅のデスクトップPCでは、主に以下の用途で使っています。
3Dゲームをしたり、ゴリゴリ開発したり、動画を編集する訳でもないので、そこまでハイスペックなマシンは必要ありません。
コスパを重視して、必要十分な性能があればOKかなと。
不満が出てくれば拡張すれば大丈夫な訳ですし。
そのため、自作デスクトップPC本体の予算は10万以下で考えました。
自作デスクトップPCのパーツ一覧
今回は、これまで使用していたBTOパソコンのパーツを一部流用しています。
購入パーツは全部で5万円ぐらいです。
流用パーツは2万ぐらい、インストール済みOS(Windows 10 Pro)を2万と考えると、合計10万円以下に十分収まると思います。
(※購入時の価格。PC周辺機器除く。)
それぞれの詳細を見ていきます。
【PCケース】JONSBO V4
PCケースは、JONSBO(ジョンスボ) V4にしました。
こちらは、MicroATXマザーボード対応のコンパクトでシンプルなPCケースです。
通常サイズのMicroATXマザーボードやATX電源ユニットがそのまま使えるので、かなり気に入っています。
V4の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
JONSBO V4で自作PCを組み立てた様子は、こちらの記事を参考にしてください。
その他、MicroATXマザーボード対応のコンパクトなPCケースは、こちらの記事を参考にしてください。
【CPU】Intel Core i5-9400F
CPUは、Intel Core i5-9400Fです。
Intel第9世代のCPUで、サフィックス「F」付きのGPU非搭載モデル。
グラフィックボードは必須となりますが、その分安くてコスパ最強です。
Intel Core i5-9400Fの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
Intel Core i5-9400Fのスペックとベンチマークは、こちらの記事を参考にしてください。
【マザーボード・メモリ】ASUS PRIME H310M-E R2.0|シリコンパワー DDR4-2666
マザーボードは、MicroATXのASUS PRIME H310M-E R2.0です。
MicroATXマザーボードにしたのは、今まで使ってきたから、Mini-ITXに比べて安いからという単純な理由です。
実際に使っていて、Mini-ITXだと小さすぎて組みにくそうだし、拡張性も低いからMicroATXマザーボードの方が自分には合っているなと思いました。
こちらは、PCI Express 3.0・M.2ソケット・メモリスロット DDR4-2666を備えた十分なスペックのマザーボードです。
メモリはシリコンパワー製で、8GB×2の16GBという構成です。
ASUS PRIME H310M-E R2.0、シリコンパワー メモリ DDR4-2666の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
ASUS PRIME H310M-E R2.0のスペックと各種設定は、こちらの記事を参考にしてください。
【ファンレスグラフィックボード】ASUS GT710-SL-2GD5
グラフィックボードは、ファンレスタイプのASUS GT710-SL-2GD5を選びました。
ファンレスグラフィックボードは、PCケース内のエアフロ―を考慮する必要がありますが、低電力で静音性に優れています。
僕はデュアルディスプレイとウルトラワイドモニターで使用しましたが、PCゲームをやるわけではないので、特に不満もなく使えています。
GT710-SL-2GD5の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
ASUS GT710-SL-2GD5のスペックとベンチマーク結果は、こちらの記事を参考にしてください。
その他のファンレスグラフィックボードの比較は、こちらの記事を参考にしてください。
【無線LANカード】Ziyituod 無線LANカード
自作デスクトップPCをワイヤレス化するために、無線LANカードを購入しました。
Intel Wi-Fi 6 AX200 Moduleを搭載したPCI Express拡張カードで、Wi-Fi 6・Bluetooth 5.1に対応しており、なかなかコスパが良いです。
Ziyituod 無線LANカードの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
Ziyituod 無線LANカードでデスクトップPCをワイヤレス化した様子は、こちらの記事を参考にしてください。
【ATX電源ユニット】玄人志向 KRPW-N600W/85+
ATX電源ユニットは、玄人志向 KRPW-N600W/85+を流用しました。
600Wも必要ないと思いますが、流用なので仕方なく…。
通常サイズよりもコンパクト設計で、フラットケーブルで使いやすい電源です。
色がブラックなのもカッコイイ。
玄人志向 KRPW-N600W/85+の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
デスクトップPCに玄人志向 KRPW-N600W/85+を搭載した様子は、こちらの記事を参考にしてください。
【ストレージ】Samsung SSD|WD HDD Blue
ストレージは、Samsung SSD(250GB)、WD HDD Blue(1TB)を流用しました。
OSはWindows 10 Pro(64bit)をインストール済みです。
SSDは2.5インチなので、どちらもSATA接続です。
現状で特に不満はないのですが、マザーボードがM.2対応なので、M.2に移行しようかな?でもやっぱり2.5インチが好きかな?と揺れ動いています。
Samsung SSD 860 EVO、WD HDD Blueの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
ちなみにその後、Windows 10から11へアップグレードしています。
【マウス・キーボード】Logicool M720r TRIATHLON|K375s
マウス・キーボードは、どちらもLogicool製のM720r TRIATHLON、K375sを使用しています。
ロジクール独自のUnifyingレシーバーによるワイヤレス接続で、1つのレシーバーでマウス・キーボード共に接続可能です。
また、Easy-Switch機能搭載で、3台までの複数PCで簡単に切り替えて使用できます。
UnifyingはBluetoothよりも安定している印象で、快適に使用できています。
M720r TRIATHLON、K375sの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
Logicool M720r TRIATHLON、K375sの使用感は、こちらの記事を参考にしてください。
【ウルトラワイドモニター】LG 34WL75C-B
モニターは、LGのウルトラワイドモニター 34WL75C-Bを使用しています。
アスペクト比21:9、解像度3440×1440pxの超横長の曲面ディスプレイです。
画面を分割すれば、フルHD2台のデュアルディスプレイに近いサイズで使用できて、とても便利。
価格はかなり高めで、これ1台で他のパーツ全部買えそうなぐらいですが、その価値は十分あるウルトラワイドモニターです。
LG 34WL75C-Bの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
LG 34WL75C-Bの使い心地は、こちらの記事を参考にしてください。
【外付けブルーレイドライブ】I-O DATA EX-BD03K
PCケースにはDVD/ブルーレイドライブを搭載できないので、I-O DATAの外付けポータブルブルーレイドライブ EX-BD03Kを使用しています。
高解像度のウルトラワイドモニターでは、DVDの解像度は低すぎてぼやけて見えるので、ブルーレイがおすすめです。
このブルーレイドライブはUSBバスパワーに対応で、ACアダプタなしで使えるので便利ですよ。
I-O DATA EX-BD03Kの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
I-O DATA EX-BD03Kのレビューは、こちらの記事を参考にしてください。
自作デスクトップPC 必要なパーツと選び方 まとめ
今回は、自作PCに必要なパーツと選び方、僕が使っている自作デスクトップPCの構成、購入パーツを紹介しました。
僕が購入したパーツは、コンパクト・コスパ重視したい人にはおすすめです。
自作デスクトップPCを組む際に参考になれば幸いです。
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