Linux UbuntuのブータブルUSBドライブを作成する手順

Ubuntu Linux
この記事は約4分で読めます。

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

Linuxを少しだけ使用したい場合、ブータブルUSBドライブが便利です。

ブータブルUSBドライブとは、ブート可能なISOイメージファイルをUSBフラッシュメモリに展開して、起動ドライブとして作成したものです。

LinuxのISOイメージファイルで作成すれば、それ自体はインストーラーとして使用するものですが、最小版のLinuxとしてちょっとした作業なら問題なくできます。
Linuxを端末にインストールしたり、VirtualBoxなどの仮想化ソフトウェアを使用してインストールするのはめんどくさい、というかそれほどでもない場合におすすめの手段です。

ということで、今回はUbuntuで作ってみました。

なお、今回のバージョンは以下の通りです。

  • Windows 10 Home(64bit)
  • Ubuntu Desktop 日本語 Remix 18.04.2 LTS
  • Universal USB Installer 1.9.8.8

Ubuntu ISOイメージファイルのダウンロード

まずは、Ubuntu Japanese Teamより、ISOイメージファイル(Ubuntu Desktop 日本語 Remix)をダウンロードします。

ダウンロードしたら、適当な場所に配置します。

Universal USB Installerのダウンロード

続いて、ISOイメージファイルをUSBフラッシュメモリや外付けHDDに書き込み、起動ドライブを作成するためのソフトのUniversal USB Installerをダウンロードします。

こちらは、インストール不要で使えるフリーソフトです。

この手のソフトウェアは、RufusUNetbootinなどいろいろあるみたいですが、Universal USB Installerを使用してみました。

ブータブルUSBドライブを作成する手順

まずは、USBフラッシュメモリを準備して、今回は8GBのもの(FAT32でフォーマット済み)を使用しました。

ダウンロードしたISOファイルが約1.82GBだったので、それが入るぐらいの容量あれば問題ないと思います。

【30日間無料体験】Amazonプライム会員なら配送料無料(一部除く)!
Ubuntu ブータブルUSBメモリ

ダウンロードしたUniversal USB Installerを実行し、先ほどダウンロードしたISOファイルを指定して、起動ドライブを作成します。

間違えて違うドライブにインストールしないように、全てのドライブを表示する「Show All Drives」にはチェックしない方が安全です。

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

注意点が出ますので、「はい」を選択します。

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

完了しました。

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

完了したドライブ内のファイルは、このように展開されていました。

BIOS/UEFIの起動順序でUSBドライブ優先にして起動

ブータブルUSBドライブを作成できたので、PCに挿して起動ドライブとして起動します。

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

PCを再起動して、起動時にF2F12キーを押してBIOS/UEFIの設定画面を開き、起動順序メニューで内蔵ディスクよりもUSBドライブを優先にして保存します。

BIOS/UEFIの設定画面を開くファンクションキーはメーカーによって異なりますが、F1F2F10F12キーの場合が多いと思います。

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

Installer boot menuで、「Try Ubuntu without installing」を選択します。

何も選択せずに放っておけば勝手にこれが選択されて起動します。

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

ということで、Hello, Ubuntu!!

Ubuntu ブータブルUSBメモリ

ターミナル(端末)も普通に使えますよ。
CtrlAltTキーで起動できます。

管理者権限で実行するコマンドには、毎回「sudo」を頭に付ける必要があります。

ただし、アプリケーションのインストールやファイルの保存をしても、シャットダウンしたら元に戻ります。
ファイルを保存する場合は、端末本体のHDDが自動でマウントされていましたので、そこに保存すればいいと思います。
もしくは、NASやUSBメモリ・外付けHDDをマウントしてもOK。

最後に

今回は、ISOイメージファイルからUbuntuブータブルUSBドライブを作成しました。

一番お手軽にLinuxを使える方法です。
Linuxのちょっとしたお試しにはちょうどいいと思います。

このブータブルUSBドライブを使用して、Live USBメモリを作成する手順については、こちらの記事を参考にしてください。

ブータブルUSBドライブで、故障したBUFFALOのNAS TeraStatioのデータ復旧を行いました。

Linux
\よかったらシェアしてね!/
えふめん

大阪在住、30代。
業務系SE・社内SE。

PCトラブルの調査、自作デスクトップPCのこと、PC周辺機器のレビューなどの記事を書いています。

えふめんをフォローする
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
俺の開発研究所

コメント

タイトルとURLをコピーしました