自作デスクトップPCでMicroATXマザーボードを搭載する場合は、ミドルタワーやミニタワーのPCケースを選択することが多いと思います。
ですが、これらのPCケースは結構大きい…。
僕はこれまでミニタワーケースを使っていましたが、できるだけ省スペース化したい気持ちが出てきたので、コンパクトなPCケースを探しました。
今回は、MicroATXマザーボード対応のコンパクトなPCケースを6つ紹介します。
コンパクトPCケースの選び方
PCケースを選ぶ際は、当たり前ですが利用するマザーボードのサイズが対応していることを確認しましょう。
マザーボードの三大規格のサイズは、以下の通りです。
マザーボード規格 | 最大サイズ |
---|---|
ATX | 305×244mm (12×9.6インチ) |
MicroATX | 244×244mm (9.6×9.6インチ) |
Mini-ITX | 170×170mm (6.7×6.7インチ) |
MicroATXマザーボードの通常サイズは244×244mmですが、メモリスロットが2つでやや小さいものもあります。
そして、コンパクトPCケースはMicroATXマザーボード対応とは言え、通常サイズのものが入らない場合もありますので、注意しましょう。
その他、CPUクーラー・グラフィックボードも入るサイズかどうか確認しましょう。
MicroATXマザーボード対応 コンパクトPCケース比較
今回紹介するMicroATXマザーボード対応のコンパクトなPCケースは、以下の6つです。
スペックを比較すると、以下のようになっています。
【Abee】 acubic CM10 | 【IN WIN】 IW-BK623/300-H | 【JONSBO】 C2 | 【JONSBO】 V4 | 【GOLDEN FIELD】 N-2S | 【RAIJINTEK】 STYX | |
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対応マザーボード | MicroATX Mini-ITX | MicroATX | MicroATX (245×215mm) Mini-ITX | MicroATX Mini-ITX | MicroATX (210×170mm) Mini-ITX | MicroATX Mini-ITX |
サイズ | W:269mm D:319mm H:259mm | W:140mm D:300mm H:323mm | W:200mm D:224mm H:270mm | W:238mm D:290mm H:278mm | W:260mm D:320mm H:200mm | W:210mm D:360mm H:335mm |
対応電源 | ATX | SFX | ATX | ATX | ATX | ATX |
ドライブベイ | 5.25インチ×1 3.5インチ×2 2.5インチ×5 | 5.25インチ×1 3.5インチ×1 2.5インチ×1 | 3.5インチ×2 2.5インチ×2 | 3.5インチ×2 2.5インチ×1 | 3.5インチ×1 2.5インチ×1 | スリムドライブ×1 3.5インチ×3 2.5インチ×2 |
PCI拡張スロット | 4 | 4 | 3 | 4 | 2 | 5 |
フロント インターフェース | USB3.0×2 マイク ヘッドフォン | USB3.0×2 USB2.0×2 マイク ヘッドフォン | USB3.0×1 USB2.0×1 マイク ヘッドフォン | USB3.0×1 USB2.0×1 マイク ヘッドフォン | USB3.0×1 USB2.0×1 マイク ヘッドフォン | USB3.0×2 マイク ヘッドフォン |
付属ケースファン | 12cm×1 | - | 12cm×1 | - | - | 12cm×1 |
CPUクーラー 高さ(最大) | 80mm | - | 80mm | 120mm | 140mm | 180mm |
グラフィックボード 長さ(最大) | 270mm | - | 220mm | 260mm | 270mm | 280mm |
次で、それぞれの詳細を見ていきます。
【Abee/アビー】acubic CM10
1つ目のPCケースは、Abee(アビー)のacubic CM10です。
こちらはキューブ型のPCケースで、A4レターケースと同等サイズとなっています。
それなりの大きさなので、拡張性が高いのが特徴です。
拡張カードスペースは広くて、高性能なグラフィックボードも搭載可能。
5.25インチドライブベイがあり、光学ドライブも搭載可能。
パーツの拡張性を重視するなら、Abee acubic CM10がおすすめです。
acubic CM10の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
【IN WIN】IW-BK623/300-H
2つ目のPCケースは、IN WIN(インウィン)のIW-BK623/300-Hです。
こちらのPCケースは、奥行が30cmでミニタワーケースよりもひと回りコンパクトな設計になっています。
特徴的なところは、CPUクーラーの排熱を効率的に行えるようにパーテーションプレートが付属していて、ケースファンは搭載しません。
そのため、CPUなどのパーツは低発熱なものを選ぶ方が良いでしょう。
そして、300W 80PLUS BRONZEのSFX電源搭載済みです。
静音性の優れたPCを組むなら、IW-BK623/300-Hがおすすめです。
IW-BK623/300-Hの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
【JONSBO】C2
3つ目のPCケースは、JONSBO(ジョンスボ)のC2です。
こちらは、Mini-ITX用PCケース並みのコンパクトさです。
MicroATXマザーボード対応ですが、サイズは245×215mmまで。
メモリ4スロットの通常サイズは入らないので、注意が必要です。
その他、拡張できるパーツもサイズが限られますが、とにかくコンパクトなPCケースが欲しいならJONSBO C2がおすすめです。
C2の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
【JONSBO】V4
4つ目のPCケースは、前項と同じくJONSBO(ジョンスボ)のV4です。
C2よりもひと回り大きくパーツ拡張性・作業性は高いです。
ケース全体が1.5mm厚の熱伝導率の高いアルミ製で、冷却効果も期待できます。
コンパクトでスッキリしたデザインのPCケースを探しているなら、JONSBO V4がおすすめです。
V4の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
実際にJONSBO V4で自作デスクトップPCを組み立てた様子は、こちらの記事を参考にしてください。
【GOLDEN FIELD】N-2S
5つ目のPCケースは、GOLDEN FIELD(ゴールデンフィールド)のN-2Sです。
こちらはかなりクセのあるキューブ型PCケース。
対応するMicroATXマザーボードのサイズは210×170mmなので、まず通常サイズのものは入らないでしょう。
電源はケーブルを接続してフロント側に配置するタイプです。
また、GOLDEN FIELD N-2Sは水冷対応、ネジ不要なアルミケースパネルといろんなところにこだわりが見えるPCケースです。
N-2Sの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
【RAIJINTEK】STYX
6つ目のPCケースは、RAIJINTEK(ライジンテック)のSTYXです。
こちらはミニタワーケースよりもややコンパクトなアルミニウム製PCケースです。
角は滑らかな曲線で仕上がっていて、サイドパネルの一部はクリアパネルになっているので、PC内部を確認できるようになっています。
大きめサイズなので、側面のドライブベイにDVDスリムドライブも搭載可能。
ケースファンも複数取り付け可能で、パーツ拡張性は高いです。
オシャレなデザインのPCケースが欲しいなら、RAIJINTEK STYXがおすすめです。
STYXの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
MicroATXマザーボード対応 コンパクトPCケース まとめ
今回は、MicroATXマザーボード対応のコンパクトPCケースを6つ紹介しました。
Mini-ITXに比べると、MicroATX対応のコンパクトなPCケースは数が少ないです。
MicroATXマザーボードを使っていて、ミドルタワー・ミニタワーケースが大きい、省スペース化したいと思う方には、コンパクトなPCケースがおすすめですよ。
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