WindowsのFORFILESコマンドで最終更新日から一定期間経過したファイルの削除方法

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ログファイルやバックアップファイルなど、日付順にどんどん溜まっていくファイルを何日分か残して削除する場合、WindowsではVBScriptなどで簡単なプログラムを組むしかないと思っていました。

が、Windowsの「FORFILES」コマンドを使用すれば、作成後に一定期間経過したファイルを削除できるようです。

なので、やってみました。

なお、今回のバージョンは以下です。

  • Windows 7 Professional SP1(64bit)

FORFILESコマンドのヘルプ

FORFILESコマンドのヘルプを見てみると、以下のような感じです。

ありがたいことに、例まで載ってます。

> forfiles /?

FORFILES [/P パス名] [/M 検索マスク] [/S]
         [/C コマンド] [/D [+ | -] {yyyy/MM/dd | dd}]

説明:
    ファイル (または、ファイルのセット) を選んで、そのファイル上の
    コマンドを実行します。これはバッチ ジョブの使用に便利です。

パラメーター一覧:
    /P    パス名        検索を開始するパスを示します。
                        既定のフォルダーは現在実行中の
                        ディレクトリ (.) です。

    /M    検索マスク    検索マスクによってファイルを検索します。
                        既定の検索マスクは '*' です。

    /S                  サブディレクトリに対しても処理を行うように forfiles に
                        指示します (例: "DIR /S")。

    /C    コマンド      各ファイルの実行するコマンドを示します。
                        コマンドの文字列は二重引用符で囲んでくだ
                        さい。

                        既定のコマンドは "cmd /c echo @file" です。

                        次の変数をコマンドの文字列に使用することができ
                        ます:
                        @file    - フィルの名前を返します。
                        @fname   - 拡張子なしのファイル名を
                                   返します。
                        @ext     - ファイルの拡張子だけを返し
                                   ます。
                        @path    - ファイルの完全なパスを返します。
                        @relpath - ファイルの相対パスを返し
                                   ます。
                        @isdir   - ファイルの種類がディレクトリの場合
                                   は "TRUE"を、ファイルの場合は
                                   "FALSE" を返します。
                        @fsize   - ファイルのサイズをバイトで返し
                                   ます。
                        @fdate   - ファイルの最終更新日を返し
                                   ます。
                        @ftime   - ファイルの最終更新時刻を返し
                                   ます。

                        コマンド ラインに特殊文字を使用する場合は、
                        文字を 16 進数コードで 0xHH 形式で (例:
                        タブは 0x09) 指定してください。CMD.EXE の
                        内部コマンドの前には "cmd /c" が必要
                        です。

    /D    日付          最終更新日が指定された日かもしくはそれ
                        以降 (+)、または指定された日またはそれ
                        以前 (-) であるファイルを "yyyy/MM/dd" 形式を使っ
                        て選択します。または、最終更新日が現在
                        の日にちより "dd" 日あと、もしくは "dd" 日
                        前であるファイルを選択します。有効な "dd"
                        値は 0 から 32768 の間です。
                        指定がない場合は、"+" が既定で使用さ
                        れます。
    /?                  ヘルプまたは使用法を表示します。

例:
    FORFILES /?
    FORFILES
    FORFILES /P C:\WINDOWS /S /M DNS*.*
    FORFILES /S /M *.txt /C "cmd /c type @file | more"
    FORFILES /P C:\ /S /M *.bat
    FORFILES /D -30 /M *.exe
             /C "cmd /c echo @path 0x09 was changed 30 days ago"
    FORFILES /D 2001/01/01
             /C "cmd /c echo @fname is new since Jan 1st 2001"
    FORFILES /D +2015/12/18 /C "cmd /c echo @fname is new today"
    FORFILES /M *.exe /D +1
    FORFILES /S /M *.doc /C "cmd /c echo @fsize"
    FORFILES /M *.txt /C "cmd /c if @isdir==FALSE notepad.exe @file"

FORFILESコマンドの使い方

「/D」オプションがポイントで、日付を指定すれば最終更新日と比べて判定することができ、日付ではなく日数を指定すれば最終更新日からの日数で判定することができます。

また、「/C」オプションで、対象のファイルに実行するコマンドを指定でき、「/C “cmd /c del @file”」とすると、条件に合った対象のファイルを削除できます。

「echo」をつけて「/C “cmd /c echo del @file”」とすると、削除対象のファイルが表示されるので、削除前には一度こちらで確認した方が良いと思います。

実際の使い方は、こちら。

#最終更新日から30日経過したログファイル削除
FORFILES /P C:\test\log /S /M *.log /D -30 /C "cmd /c del @file"

#最終更新日が2015年12月1日以前のログファイル削除
FORFILES /P C:\test\log /S /M *.log /D -2015/12/01 /C "cmd /c del @file"

以上です。

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