Windows 10でTeraStation NASの共有フォルダにアクセスできない原因と解決方法

Windows 10 Windows
この記事は約4分で読めます。

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

Windows 7からWindows 10に入れ替えたPCで、BUFFALOのNAS TeraStationの共有フォルダへアクセスできない状態になりました。

原因を調べたところ、SMB関連の問題だったようです。
その解決方法をまとめました。

今回のバージョン
  • Windows 10 Pro(64bit) 1909
  • TeraStation TS3210D ファームウェア 4.54-0.05

SMB 1.0クライアントの有効化

まず初めに確認しておきたいのが、SMBのバージョンです。

SMB(Server Message Block)とは、Windowsのファイル共有などに利用される通信プロトコルです。

2020年1月現在での最新バージョンは、SMB 3.1.1です。
Windows 2000やXP時代に使用されていたSMB 1.0は多くの脆弱性が発見されていることから、Windows 10では使用しないように無効化されています。

だから、NAS側の設定でSMBのバージョンを指定している場合や古いNASを使用している場合は、これが原因で共有フォルダへアクセスできないことがあります。

BUFFALO TeraStation SMB

Windows 10でSMB 1.0を有効化するには、

  • コントロールパネル ⇒ プログラムと機能 ⇒ Windowsの機能の有効化または無効化

を開きます。

BUFFALO TeraStation SMB
  • SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート ⇒ SMB 1.0/CIFSクライアント

にチェックを入れます。

これで、SMB 1.0を有効化できました。

前述の通り、SMB 1.0は多くの脆弱性が発見されていますので、社内や個人所有の信頼できるファイルサーバー・NASへの接続に限定しましょう。
また、古いNASを使用しているなら買い替えも検討しましょう。

TeraStationのSMBバージョンの確認

TeraStation側のSMBバージョンは、機種によって多少の違いがあるかもしれませんが、管理画面にログインして、

  • ファイル共有メニュー ⇒ SMB

で確認できます。

確認した機種ではSMBバージョンは自動設定になっており、手動で指定する場合はSMB 1~3を選択できるようです。

BUFFALO TeraStationの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。

【30日間無料体験】Amazonプライム会員なら配送料無料(一部除く)!

SMBクライアントの匿名認証(ゲストアクセス)の有効化

SMBのバージョンが原因ではない場合、SMBクライアントの匿名認証(ゲストアクセス)の設定を確認します。

Windows 10のバージョン 1903以降ではセキュリティ向上のために、ポリシー設定によって匿名認証(ゲストアクセス)が許可されていないようです。

設定を変更するには、ファイル名を指定して実行や検索ボックスで「gpedit.msc」と入力して、ローカルグループポリシーエディターを開きます。

BUFFALO TeraStation SMB

左側メニューで、

  • コンピュータの構成 ⇒ 管理用テンプレート ⇒ ネットワーク ⇒ Lanmanワークステーション

を開きます。

BUFFALO TeraStation SMB
  • 安全でないゲストログオンを有効にする

が未構成になっていると思うので、ダブルクリックして開き、有効にします。

これで、SMBクライアントの匿名認証(ゲストアクセス)の有効化は完了です。

TeraStationの共有フォルダへアクセスできると思います。
なお、TeraStation側の設定でこの問題を解決できる項目はありませんでした。

最後に

今回は、Windows 10でBUFFALOのNAS TeraStationの共有フォルダへアクセス原因について調べました。

原因はSMB関連の問題で、SMB 1.0クライアントの有効化SMBクライアントの匿名認証(ゲストアクセス)の有効化で解決できました。

BUFFALO TeraStationの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。

【30日間無料体験】Amazonプライム会員なら配送料無料(一部除く)!

コメント

タイトルとURLをコピーしました