CyberLink(サイバーリンク)のPowerDVDは、高機能メディアプレイヤーです。
メディアプレイヤーの有料パッケージソフトの中では最もメジャーで、15年連続国内販売本数No.1。
ブルーレイディスクの再生ソフトとしても使えて便利なPowerDVDについて、エディションの違いと機能を紹介してレビューします。
その他のブルーレイ再生ソフト・メディアプレイヤーについては、こちらの記事を参考にしてください。
PowerDVDのエディション比較
PowerDVDには、通常版(買い切り)とサブスクリプション版(年間ライセンス)の4つのエディションがあります。
エディション | 分類 |
---|---|
Standard | 通常版 |
Pro | 通常版 |
Ultra | 通常版 |
365 | サブスクリプション版 |
機能の違い
PowerDVD エディション比較のページを参考に、2021年4月の最新バージョン「PowerDVD 22」の主な機能を比較すると、以下のようになります。
機能 | Standard | Pro | Ultra・365 |
---|---|---|---|
DVD再生 | 〇 | 〇 | 〇 |
Blu-ray再生 | × | 〇 | 〇 |
Ultra HD Blu-ray | × | × | 〇 |
ISOファイル再生 | × | × | 〇 |
動画形式 | 4K/HD動画 MPEG-4 AVC (H.264) MKV FLV MOV 3GPP | 4K/HD動画 MPEG-4 AVC (H.264) MKV FLV MOV 3GPP | 8K動画 4K/HD動画 MPEG HEVC (H.265) MPEG-4 AVC (H.264) HDR再生 MKV FLV MOV 3GPP |
音声形式 | Dolby Digital / Dolby Digital Plus (5.1ch) | Dolby Digital / Dolby Digital Plus / Dolby TrueHD (5.1ch) | Dolby Digital (5.1ch) Dolby Digital Plus / Dolby TrueHD (7.1ch) |
オンライン動画 (YouTube・Vimeo) | × | 4K/フルHD動画 オフライン再生 | 360度動画 HDR動画 8K動画 4K/フルHD動画 オフライン再生 |
360度映像 VRモード | × | × | 360度動画 VRオーディオ |
TrueTheater技術 | Color Sound HD Lighting | Color Sound HD Lighting | Color Sound HD HDR(4K対応) Lighting |
メディアキャスティング (Apple TV・Fire TV・ Chromecast・Roku) | × | × | 〇 |
メディアストリーミング (iOS・Android・PC・ Webブラウザー) | × | × | 〇 |
サイバーリンククラウド | × | × | 〇 100GB/1年 |
いろいろと難解な言葉が並んでいますが、要するに様々なディスク・動画形式に対応し、高画質・高音質にこだわった、多くのデバイスで再生できるメディアプレイヤーといったところでしょうか。
おすすめはUltraエディション、CyberLink公式サイトが最安値
4つのエディションがありますが、おすすめはUltraエディションです。
まず、Standardエディションはブルーレイディスクに対応しておらず、DVDのみ再生可能です。
ブルーレイディスクを再生したいなら、Proエディション以上を選択することになります。
Ultra・365エディションは全機能使用できて、Proエディションと比べるとかなりの差が。
そして、Ultraエディションは公式サイトでよく割引されているので、一番お得なんですよね。
PowerDVD Ultra
の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
通常版はいつまで使えるか
Ultraエディションは買い切りの通常版なので、いつまで使えるのかが気になるところ。
バージョンアップはだいたい1年に1度、4月~5月頃に新製品として販売開始されています。
そして、次のバージョンアップまでの間は、不具合対応などのアップデートパッチプログラムが提供されているようです。
新しいバージョンが出たらすぐに古いバージョンが使えなくなるかというと、そんなことはありません。
新しい規格ができたり、市販・レンタルのコピーガードのディスクは新しい作品が出るに従って、ソフト側での対応も必要になってきます。
それでも、1~2年程度は全然問題ないでしょう。
PowerDVD Ultra
の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
PowerDVD Ultraエディションの機能紹介
PowerDVD Ultraエディションの主な機能を紹介します。
Ultra HD Blu-rayディスク対応
Ultra HD Blu-rayディスクとは、ブルーレイディスクの後継の規格です。
「4K Ultra HD Blu-ray」とも表記され、解像度は以下の通り。
ディスク | 解像度 |
---|---|
Ultra HD Blu-ray | 4K UHD (3840×2160px) |
Blu-ray | FHD (1920×1080px) |
最近の市販・レンタルのブルーレイで、Ultra HD Blu-rayディスクを採用しているものも増えています。
通常のブルーレイディスクの倍の解像度なので、より綺麗な映像を楽しめますね。
ただし、この高解像度での再生にはUltra HD Blu-rayディスク対応のブルーレイドライブが必要です。
僕の使用しているI-O DATAの外付けポータブルブルーレイドライブは、Ultra HD Blu-rayディスク非対応でした。
そのうち買い替えようかと思います。
8K・4K・VR動画対応
PowerDVD Ultraは、多くの動画形式に対応しており、8K・4K・VR動画にも対応しています。
まさに、これ1つでオールマイティという感じ。
8K・4K対応のPCモニターを使用していないという方も多いと思いますが、テレビへのキャスティングも可能ですよ。
キャスティング・ストリーミング・クラウドでどこでも再生可能
PowerDVD Ultraは、Apple TV・Fire TV・Chromecastといったキャスティングデバイスに対応しているので、PCのコンテンツをワイヤレスで転送し、大画面・高画質のテレビでも観ることができます。
そして、自宅ではホームメディアセンターとして活用でき、他のPCやスマホ・タブレットへメディアストリーミングで再生可能です。
また、サイバーリンククラウドにコンテンツをアップロードしておけば、外出先でもスマホやタブレットで視聴可能です。
PowerDVD Ultra
の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
PowerDVD Ultraの動作環境と無料体験版
PowerDVD Ultraの動作環境は、公式サイトにやたらと細かく記述されています。
比較的新しいWindows 11・10のPCなら、8K動画再生などを除いた通常の使用では問題ないです。
CyberLink公式サイトには無料体験版があるので、まずはそちらで試してみることをおすすめします。
また、PowerDVD Ultra 動作環境のページにはブルーレイの再生環境チェックツールもありますよ。
CyberLink PowerDVD まとめ
今回は、CyberLink PowerDVDをレビューしました。
ブルーレイディスクも再生できる高機能メディアプレイヤーで、これ1つでオールマイティに使えます。
テレビ・スマホでも視聴できるので、エンタメ生活が充実しますよ。
PowerDVD Ultra
の詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
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