Linux(CentOS)に「Ruby」をインストールする。
yumコマンドでインストールしようと思ったら、バージョンが「1.8」(正確には「1.8.7.352-10.el6_4」)だったので、ソースコードから最新の「2.0.0-p195」をインストールしようと思ったわけです。
なお、今回のバージョンは以下です。
- CentOS-6.4-i386
- Ruby 2.0.0-p195
Rubyソースコードの入手
Ruby公式サイトよりソースコードのURLをコピーする。
今回のバージョンのやつは、「ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/2.0/ruby-2.0.0-p195.tar.gz」でした。
以下のコマンドで、ソースコードを入手する。
#wgetのインストール(インストールされていない場合) $ yum install wget #Rubyソースコードのダウンロード $ wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/2.0/ruby-2.0.0-p195.tar.gz #アーカイブの展開 $ tar xvzf ruby-2.0.0-p195.tar.gz #ディレクトリ移動 $ cd ruby-2.0.0-p195
なお、アーカイブファイル(.tar.gz)の圧縮・展開コマンドは「tar」コマンド。
アーカイブファイル(.tar.gz)に対して解凍する場合は、お決まりのようにオプション「xvzf」を使用するが、その詳細は以下です。
- -x…アーカイブからファイルを取り出す
- -v…詳細な情報を表示する
- -z…gzipによる圧縮/展開を行う
- -f ファイル名…アーカイブファイル名を指定する
Rubyのインストール
アーカイブを展開したディレクトリへ移動したので、ここでインストールを行う。
コマンドは以下。
#gccのインストール(インストールされていない場合) $ yum install gcc #makeのインストール(インストールされていない場合) $ yum install make #「configure」を実行し、Makefile生成 $ ./configure checking build system type... i686-pc-linux-gnu … (省略) … checking for nroff... /usr/bin/nroff .ext/include/i686-linux/ruby/config.h updated verconf.h updated ruby library version = 2.0.0 configure: creating ./config.status config.status: creating Makefile config.status: creating ruby-2.0.pc #makeコマンドでコンパイル $ make #makeコマンドでインストール $ make install #Rubyバージョン確認 $ ruby -v ruby 2.0.0p195 (2013-05-14 revision 40734) [i686-linux]
Rubyが無事インストールされた。
なお、gccをインストールしていない場合、「configure」を実行の際、以下のようなコンパイラがないというエラー「no acceptable C compiler found in $PATH」になるので注意。
$ ./configure checking build system type... i686-pc-linux-gnu checking host system type... i686-pc-linux-gnu checking target system type... i686-pc-linux-gnu checking for gcc... no checking for cc... no checking for cl.exe... no configure: error: in `/home/[ユーザー]/ruby-2.0.0-p195': configure: error: no acceptable C compiler found in $PATH See `config.log' for more details
ちなみに、アンインストールする場合は以下のコマンド。
インストール時のMakefileが必要みたい。
#makeコマンドでアンインストール $ make uninstall
コメント