PHPベースのオープンソースのウィキソフトウェア DokuWikiにGoogleアナリティクスを設定する方法を解説します。
Googleアナリティクスを設置するプラグインもありますが、この記事ではDokuWikiデフォルトテンプレートをカスタマイズしてトラッキングコードを埋め込みます。
なお、今回のバージョンは以下の通りです。
- DokuWiki 2018-04-22a “Greebo”
トラッキングコードの取得
Googleアカウントにログインして、Google Analyticsへアクセスします。
- 管理メニュー ⇒ プロパティの作成
で、プロパティ名(サイト名)やURLを入力して保存します。
これで、「UA-XXXXXXXXX-X」という形式のトラッキングIDが割り振られます。
そのプロパティの
- トラッキング情報 ⇒ トラッキングコード
を開けば、以下のようなグローバルサイトタグ(gtag.js)が表示されるので、これをサイトに埋め込みます。
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics --> <script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXXX-X"></script> <script> window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-XXXXXXXXX-X'); </script>
デフォルトテンプレートへトラッキングコードを埋め込む
トラッキングコードはHTMLのheadタグへ追加する必要があるので、挿入(組込)フックを利用します。
headタグへのコンテンツ追加は、
lib/tpl/dokuwiki/meta.html
というファイルなので、以下のようにコードを記述してディレクトリに配置します。
<?php global $INFO; if (!$INFO['isadmin']) { ?> <script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXXX-X"></script> <script> window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-XXXXXXXXX-X'); </script> <?php } ?>
このコードは、管理者でログイン時はトラッキングコードを出力させないようにしています。
これで、ログインしていれば管理者(自分自身)のアクセスを集計から除外できます。
Google Search Consoleとのリンク・連携
GoogleアナリティクスでGoogle Search Consoleのレポートを使用することができるので、設定しておきましょう。
Google Search Consoleへサイト登録した後、Googleアナリティクスの
- プロパティ設定 ⇒ Search Consoleを調整
で、該当するGoogle Search Consoleのプロパティを選択し、関連付けます。
なお、プロパティのリンク(紐付け)は1対1のみ可能です。
最後に
今回は、DokuWikiにGoogleアナリティクスを設定する方法について解説しました。
プラグインを使用せずに、DokuWikiデフォルトテンプレートをカスタマイズしてトラッキングコードを埋め込みました。
挿入(組込)フックを利用すれば簡単にできますよ。
DokuWikiのおすすめテンプレートとカスタマイズ方法については、こちらの記事にまとめています。
DokuWikiの使い方については、こちらの記事にまとめています。
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