Basemark Web 3.0でWindows各ブラウザのベンチマーク計測・比較

Basemark Web ソフトウェア
この記事は約5分で読めます。

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

先日、Chromiumベースに変わったWindows 10標準ブラウザの新Microsoft Edgeに更新した際にベンチマークを計測しましたが、一体どのブラウザが速いのか気になりました。

そこで、Windows 10のPCで新Edge・Chrome・Firefox・Chromiumの4つのブラウザのベンチマークを計測して比較してみました。

ベンチマーク計測に使用したのは、ブラウザ上でベンチマークテストを実施できるBasemark Web 3.0です。

なお、今回のバージョンは以下の通りです。

  • Windows 10 Pro(64bit) 1909
  • Microsoft Edge 79.0.309.71(公式ビルド)(64bit)
    ※2020年1月15日リリースの新Edge
  • Chrome 79.0.3945.130(Official Build)(64 ビット)
  • Firefox 72.0.2(64 ビット)
  • Chromium 81.0.4038.0(Developer Build)(64 ビット)

Basemark Web 3.0の使い方とベンチマークテスト項目

Basemark Web

Basemark Web 3.0の使い方は、とても簡単です。

こちらのページへアクセスして、Startボタンを押すだけ。
画面が勝手に変わっていき、ベンチマーク計測が進んでいきます。

ベンチマークテストは20個あり、画面を見ていると以下の順で実施されました。

  1. Erastosthenes Sieve
  2. Bitwise test
  3. Built-in Objects Test
  4. WebGL 1.0.2 Test
  5. WebGL 2.0 Test
  6. Shader Pipeline Test
  7. Draw-call Stress Test
  8. Geometry Stress Test
  9. Canvas Test
  10. SVG Test
  11. jQuery Test
  12. AngularJS Test
  13. Backbone.js Test
  14. Crunch Test
  15. DOM Search Test
  16. DOM Create Source Test
  17. CSS Capabilities
  18. HTML5 Capabilities
  19. Page Load & Responsiveness Capabilities
  20. Resize Capabilities

3Dのオブジェクトがくるくる回ったり、図形がコロコロ変わったり動いたり、見ていると何だかおもしろいです。

Basemark Web 3.0の注意点

Basemark Web 3.0の注意点としては、

  • IEでは使えない
  • Chrome等の設定で「ハードウェアアクセラレーション」は有効にしておく
  • 実施タイミングによってスコアは変わるので、数回実施する

といったことが挙げられます。

まず1つ目、Windows 10でもIEは使用できるので計測しようと思ったんですが、正常に動作せずできませんでした。

Chrome ハードウェアアクセラレーションの設定

2つ目は、新Microsoft EdgeやChrome・Chromiumでは、ハードウェアアクセラレーションの設定があるのですが、これを無効にしているとテストに時間がかかりすぎて正常に終わりませんでした。
なので、必ず有効にしておきます。

最後の3つ目、ベンチマークテストを実施したタイミングによってスコアは結構変わります。
なので、数回実施して間を取れるか平均すればいいかなと思います。

新Edge・Chrome・Firefox・Chromiumのベンチマーク比較

同一のPC・環境で実施しないと比較にならないので、ブラウザ以外のプログラムはすべて閉じて、ブラウザもシークレットモードで1画面だけ起動した状態で実施しました。

新Edge・Chrome・Firefox・Chromiumの4つのベンチマーク結果は、以下の通りです。

ブラウザレンダリングエンジンスコア
新EdgeBlink374.44
ChromeBlink401.64
FirefoxGecko262.45
ChromiumBlink389.53

Chromeが頭1つ抜けて1位、その後ろに新Edge・Chromiumが続き、Firefoxはかなり離されて最下位という結果になりました。

Chrome・新EdgeのChromiumベースでレンダリングエンジンがBlinkのブラウザは、高いスコアになっています。

Chromeは重い・遅いと聞くことも多いですが、処理性能的にはやっぱり高い模様です。
タブを多く開くとメモリをバカ食いしていくことを除けばいいのかもしれない…。

逆に、軽いとよく聞くFirefoxはスコア低いんですよね…。

あと、Chromiumベースとなった新EdgeはChromiumと近いスコアを出していますね。

新Edgeのインストール・設定手順と新・旧Edgeのベンチマーク比較は、こちらの記事を参考にしてください。

Chromiumのインストール・設定手順はこちらの記事を参考にしてください。

最後に

今回は、Basemark Web 3.0を使用して、WindowsのPCで新Edge・Chrome・Firefox・Chromiumの4つのブラウザのベンチマークを計測して比較してみました。

結果は、Chromeが1位、Firefoxが最下位でした。

普段はメインブラウザをChrome、サブブラウザをChromiumにしていますので、速度的にも間違いのない選択だったのかもしれません。

ソフトウェア
\よかったらシェアしてね!/
えふめん

大阪在住、30代。
業務系SE・社内SE。

PCトラブルの調査、自作デスクトップPCのこと、PC周辺機器のレビューなどの記事を書いています。

えふめんをフォローする
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
俺の開発研究所

コメント

  1. ベンチマーク より:

    スコアが300~400って現在のPCだとかなり低くないですか?
    当方、chromeで1400出ました。

    • えふめん えふめん より:

      コメントありがとうございます。
      そうですね、少し前の世代のノートPCで計測しました。
      ブラウザ間のスコア差が分かればOKかなと…。
      新しいデスクトップPCならもう少し高いスコアになると思います。
      1400はすごい!

タイトルとURLをコピーしました