2019年5月21日頃から、Googleアドセンスでads.txtの警告が出るようになりました。
要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。
Google AdSense
ads.txtの存在は以前から知っていたのですが、急いで対応しないといけないわけではないだろうと思って放置していたんですよね。。
ところが、今回は警告が出てきたので、書式や設置場所を調べて急いで対応しました。
また、.htaccessファイルで文字コードのUTF-8対応も実施しました。
ads.txtファイルは不正広告を防ぐための仕組み
ads.txtファイルについては、Googleアドセンスのヘルプページにも書かれていますので、詳細はそちらで確認するとして、ざっくり言うと不正広告を防ぐための仕組み(認定デジタル販売者の宣言)のようです。
ads.txtファイルの書式と設置場所
認定販売者の書式
ads.txtファイルの書式は、1行ごとに認定販売者1件を記載します。
自分がサイト運営者で自分のアカウントのGoogleアドセンスを利用している場合は、以下のようになります。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
カンマ区切りで1行に4つのフィールド値を設定します。
フィールド1~3は必須、フィールド4は任意項目です。
- フィールド1 … 広告配信システムのドメイン名
設定値 … google.com - フィールド2 … サイト運営者のアカウントID
設定値 … pub-0000000000000000
※Googleアドセンスのアカウント情報で確認する - フィールド3 … アカウントまたは関係のタイプ
設定値 … DIRECT/RESELLER
※自分のアカウントのGoogleアドセンスで広告を掲載する場合は「DIRECT」でOK - フィールド4 … 認証機関の ID
設定値 … f08c47fec0942fa0
オプション項目の書式(問い合わせ先、サブドメイン)
問い合わせ先のオプション項目(任意)を付けると、以下のようになります。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0 contact=https://example.com/contact
- contact … 問い合わせ先のURLやメールアドレス
また、サブドメインでサイトを運用している場合は、ルートドメインのads.txtファイルでサブドメインを指定します。
subdomain=hoge.example.com
- subdomain … サブドメイン
設置場所
ads.txtファイルの設置場所は、ルートドメインの直下となるように設置します。
- https://example.com/ の場合
https://example.com/ads.txt となるよう設置
サブドメインで運用している場合は、ルートドメイン直下にサブドメインを指定したものを設置し、サブドメイン直下に認定販売者の情報を記載したものを設置します。
- https://hoge.example.com/ の場合
https://example.com/ads.txt にサブドメインを指定の設定
https://hoge.example.com/ads.txt に認定販売者の情報を設定
ads.txtファイルを設置してチェック
ads.txtファイルの書式と設置場所を理解したので、早速作って設置しました。
サイト運営者のアカウントIDは、Googleアドセンスの管理画面で確認します。
作成したads.txtファイルは、FTPソフト等でサーバーへアップロードします。
アップ後は、以下のようなチェックサイトで問題ないかを確認します。
一つ目のDataSign FEで確認した結果、OKだった場合はこのように表示されます。
ads.txtファイルの文字コードUTF-8対応
ads.txtファイルの文字コードは、UTF-8である必要があるため、テキストエディタでUTF-8で保存したのですが、なぜか変わらず…。
DataSign FEでチェックしたら「”ISO-8859-1″は誤った文字コードです。utf-8で作成してください。」と怒られる。。
確かに、Firefoxでページのプロパティを確認するとUTF-8になっていない。。
そんな場合は、.htaccessファイルで対応するのが簡単かと思います。
以下のように追記すればOK。
<Files ads.txt>
AddType "text/plain; charset=utf-8" .txt
</Files>
これでチェック結果は文字コードで怒られることはなくなりました。
また、Firefoxで確認してもUTF-8になっていました。
最後に
今回は、Googleアドセンスでads.txtファイルの警告が出たので、対応しました。
ads.txtファイルへのクロールは24時間ごとにされるみたいで、翌日になるとGoogleアドセンス管理画面のエラー表示は消えていました。
早めに対応した方がいいですね。
コメント
[…] 参考 Googleアドセンスでads.txtの警告が出たので対応した手順俺の開発研究所 […]
[…] https://itlogs.net/google-adsense-ads-txt/ […]
[…] 参考 Googleアドセンスでads.txtの警告が出たので対応した手順俺の開発研究所 […]
[…] さらに下記サイトを参考に、「.htaccessファイルで対応」という謎の手順へ。https://itlogs.net/google-adsense-ads-txt/.htacessの説明は1万回読んでもわからんかったので割愛。要はここ↓のファイ […]
[…] 私の問題解決には 俺の開発研究所 さんの情報が非常に役に立ちました。 […]
ありがとうございます。こちらのサイトの情報を参考に、ads.txtの問題を解決することができました。
参考までに、ads.txtを正しく設置してから「要注意」の表示が消えるまでに約16日間かかったことをお知らせしておきます。
今後とも、有用な情報の提供を期待しています。
コメントありがとうございます。
Googleのヘルプページには「24時間ごとにファイルのクロールを試行」と書いていますが、サイトによってクローラーの巡回頻度が違うからかもですね。
無事に表示が消えて良かったです。
[…] Googleアドセンスでads.txtの警告が出たので対応した手順Googleアドセンスの管… Google AdSenseからの警告!ads.txtファイルの正しい設定方法Google […]