前回、2回に渡ってドメインの決定方法ということで、トップレベルドメインはどれにすればいいのか、ドメイン名を考えるときにヒントとなるようなアイデアを紹介してきました。
ドメインの決定方法-トップレベルドメインの選択
ドメインの決定方法-ドメイン名を考えるアイデア
今回は、ドメイン取得業者について。
実際にドメインを取得するのはどの業者を使えばよいのかを、数社比較しながら紹介したいと思います。
ドメイン取得業者の選定ポイント
ドメイン取得業者は、Googleで調べてみても結構な数があります。
その中から何を基準に選べばいいのかということですが、大きく以下の3点だと思います。
- 料金
- Whois登録情報公開代行
- レンタルサーバーと同じ業者か
1つ目は、料金。
当たり前のことです。
安いに越したことありません。
2つ目は、Whois登録情報公開代行です。
「Whois」(フーイズ)とは、ドメインを取得した登録者情報を参照するサービスのことで、「Whois登録情報公開代行」とは、その登録者情報をドメイン取得業者の情報で登録してくれるサービスのことです。
これがない場合は、登録者情報がそのまま登録され、個人情報が載ってしまうことになります。
それが嫌な人は、Whois登録情報公開代行のあるところを選択した方がいいでしょう。
3つ目は、契約しようとしている、もしくは契約したレンタルサーバーと同じ業者かどうかです。
その理由は、特典が受けられる可能性があるからです。
例えば、レンタルサーバーの契約でドメインが1つ無料になるとかです。
このような特典を賢く利用した方が料金が安くなるかもしれません。
またもう一つ理由があって、ドメインを取得したらドメイン取得業者の管理画面で、契約したレンタルサーバー用にネームサーバー(DNS)の設定を行わなければなりません。
そして、レンタルサーバーも契約したらレンタルサーバーの管理画面で、ドメインの設定を行います。
基本的に難しいことではないのですが、その設定・管理が初心者にとってはちょっとハードルが高かったりもします。
そんな時に、レンタルサーバーとドメインを同じ業者で契約していれば、その手順も詳しくマニュアルに載っていますし、サポートも受けやすいでしょう。
別業者であれば、そこまで詳しく載っておらず、それぞれのマニュアルを参照しながら設定していくことになります。
なので、初心者や不安のある方は同じ業者を選択するというのもいいかと思います。
ドメイン取得業者の料金比較表
前項のドメイン取得業者選定のポイントを踏まえて、数社分の料金比較表を作成してみました。
調査した料金は、おすすめの3つのドメイン「.com」、「.net」、「.jp」です。
お名前.com | エックスドメイン | スタードメイン | ムームードメイン | ||
登録料金(1年) | |||||
.com | 税抜 税込 |
\480 \518 |
\1,180 \1,274 |
\1,180 \1,274 |
\480 \518 |
.net | 税抜 税込 |
\990 \1,069 |
\1,180 \1,274 |
\1,180 \1,274 |
\990 \1,069 |
.jp | 税抜 税込 |
\2,840 \3,067 |
\2,820 \3,045 |
\2,360 \2,548 |
\2,840 \3,067 |
更新料金(1年) | |||||
.com | 税抜 税込 |
\1,280 \1,382 |
\1,180 \1,274 |
\1,180 \1,274 |
\1,280 \1,382 |
.net | 税抜 税込 |
\1,280 \1,382 |
\1,180 \1,274 |
\1,180 \1,274 |
\1,280 \1,382 |
.jp | 税抜 税込 |
\2,840 \3,067 |
\2,820 \3,045 |
\2,360 \2,548 |
\2,840 \3,067 |
Whois登録情報公開代行 | |||||
有/無 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
料金(1年) | 無料(※) | 無料 | 無料 | 無料 |
おすすめのドメイン取得業者
料金比較表で紹介したドメイン取得業者を、おすすめ順に紹介していきます。
自分に合ったドメイン取得業者を選ぶのに、お役立てればと思います。
【第1位】お名前.com
ドメイン取得業者で最も有名なのが、GMOインターネット株式会社が運営する「お名前.com」です。
AKB48のCMでもおなじみです。
何と言っても、料金が安いことが魅力。
そして、ドメイン登録実績が多い老舗なので、安心感があります。
ドメインオークションなども実施しており、文字数の少なくて人気の高いプレミアムドメインや珍しい新ドメインなども取得できたりします。
1点だけ注意点ですが、Whois情報公開代行はドメイン登録と同時申し込みの場合はキャンペーン適用で無料となりますが、同時申し込みをせずに後からWhois情報公開代行のみ申し込む場合は有料となります。
その料金は、1年で\980(税込\1,058)。
せっかくドメインが安くても意味がなくなってしまうので、ドメイン登録と同時にWhois情報公開代行を申し込むことを忘れずに行いましょう。
【第2位】エックスドメイン
続いて、エックスサーバー株式会社が運営する「エックスドメイン」です。
こちらのメリットは、同社が運営するレンタルサーバーの「エックスサーバー」にあります。
エックスサーバーでは、現在ドメインプレゼントのキャンペーン中で、レンタルサーバーを契約で1つドメインを無料で取得することができます。
しかも、更新料も無料なのです。
もし、必要なドメインが1つだけということなら、ドメイン代を節約するチャンスなので、検討してみてはいかがでしょうか。
【第3位】スタードメイン
続いて、ネットオウル株式会社が運営する「スタードメイン」です。
同社では、レンタルサーバーの「ミニバード」、「ファイアバード」、「クローバー」なども運営していますが、共通して取得・使用できるポイントサービスを提供しています。
スタードメインの場合ですと、ドメイン1年間の契約で20%分のポイントを取得できます。
なので、レンタルサーバーを同社で契約する場合は、ポイントをうまく活用してドメインやレンタルサーバーの費用を抑えることができます。
【第4位】ムームードメイン
最後は、GMOペパボ株式会社が運営する「ムームードメイン」です。
こちらは、「お名前.com」を運営するGMOインターネット株式会社のグループ会社になります。
グループ会社なこともあって、お名前.comと料金などに差はなく、こちらも安いです。
こちらのメリットとしては、同社が運営する人気の格安レンタルサーバー「ロリポップ!」がありますが、こちらと合わせて契約するとドメインの設定・管理が楽になる点です。
レンタルサーバー・ドメインともに格安で契約できるので、初心者やとりあえず始めてみたいという方にはおすすめです。
最後に
ドメイン取得業者の比較は、以上です。
とにかく料金が安いところを選んでも、いろいろと面倒だからレンタルサーバーと同じ業者を選んでも、それは間違いではないと思います。
是非、自分に合ったドメイン取得業者を見つけてみてください。
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