2019年は天皇陛下の御退位・御即位・元号の変更(改元)があり、2020年はオリンピックで祝日が大きく変わります。
そういえば、以前2016年に「山の日」が祝日として追加されたときに、Outlook 2013の予定表に手動で祝日追加したなぁと思い出しました。
ということは、今回も追加しないといけないかなと思って見てみると、僕の使っているOffice 365のOutlook 予定表では、すでに祝日が変更されていて対応済みでした。
なお、今回のバージョンは以下です。
- Outlook バージョン1903(Microsoft Office 365 ProPlus)
2019年・2020年に変更のある祝日
まずは、2019年・2020年の祝日を整理しておきます。
2019年の祝日の変更点
2019年は、天皇陛下の御退位・御即位によって以下の祝日4日が増えます。
祝日と祝日に挟まれた日は祝日になるというルールが適用されて、ゴールデンウイークが10連休ですね。
- 2019年04月30日(火):国民の休日
- 2019年05月01日(水):天皇の即位の日
- 2019年05月02日(木):国民の休日
- 2019年10月22日(火):即位礼正殿の儀
そして、以下の祝日1日が減ります。
- 2019年12月23日(月):天皇誕生日
2020年の祝日の変更点
2020年は、天皇誕生日が変わるのと、オリンピックによって祝日が移動します。
- 2020年02月23日(日):天皇誕生日
- 2020年02月24日(月):振替休日
- 2020年07月23日(木):海の日(第3月曜日から移動)
- 2020年07月24日(金):スポーツの日(10月から移動、名称変更)
- 2020年08月10日(月):山の日(11日から移動)
Outlook 予定表の祝日追加手順
登録済みの祝日の削除
祝日を追加する前にすでに登録されている祝日がある場合は、重複して登録されないように事前に削除しておきます。
Outlookの予定表を開き、リボンメニュー「表示」⇒「ビューの変更」⇒「一覧」を選択して、一覧表示させたら祝日データ(分類項目:祝日)を選択して削除します。
祝日の追加
Outlook 予定表の祝日を追加する場合は、Outlookの祝日ファイル(OUTLOOK.HOL)を使用します。
Outlookの祝日ファイルは、Office 32bit版の場合はこちらの場所にありました。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\1041\OUTLOOK.HOL
中身はこのようになっており、祝日の名前と日付が羅列しており、ヘッダには合計件数といった感じです。
任意の祝日を追加するには、このファイルに追記するのが手っ取り早いと思います。
ですが、Office 365で2019年・2020年の祝日がすでに変更されていたので、追加はしませんでした。
[日本] 248
秋分の日,2012/9/22
秋分の日,2013/9/23
秋分の日,2014/9/23
秋分の日,2015/9/23
秋分の日,2016/9/22
秋分の日,2017/9/23
秋分の日,2018/9/23
秋分の日,2019/9/23
秋分の日,2020/9/22
秋分の日,2021/9/23
秋分の日,2022/9/23
秋分の日,2023/9/23
秋分の日,2024/9/22
秋分の日,2025/9/23
秋分の日,2026/9/23
…
このファイルは、Outlookの祝日追加処理、もしくはこのファイルをダブルクリックして実行することで、Outlookの予定表に祝日データを取り込めます。
Outlookの予定表の初期状態は、祝日が一切登録されていないので、この手順で取り込む必要があります。
リボンメニュー「ファイル」⇒「オプション」を開き、左側メニュー「予定表」を開きます。
「予定表のオプション」に「祝日の追加」ボタンがあるので、それをクリックします。
「日本」を選択して、OK。
すると、祝日データが取り込まれて設定完了です。
2019年のゴールデンウイークを見てみると、ちゃんと祝日で埋まっていますね。
2020年のオリンピック期間も祝日が正しく設定されています。
最後に
Office 365のOutlook 予定表は、すでに2019年・2020年の祝日が変更されていて対応済みだったので、手作業で追加する必要がなくて助かりました。
以前からOutlookを使用していて、祝日データが変更されていない状態の場合は、一度祝日データを削除してから取り込みましょう。
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