VB.NETのWindowsアプリケーションでエラーメッセージ表示などに使用する「MessageBox」クラス。
メッセージの表示には、「Show」メソッドを使用するが、意外と引数でいろんなメッセージの形式ができるみたいなのでメモ。
なお、Visual Studioのバージョンは以下です。
- Visual Studio Professional 2012
もう少し引数の多いオーバーロードされたメソッドもあるが、良く使うものはこんなところかと思う。
- 第1引数…メッセージボックスに表示するテキスト
- 第2引数…メッセージボックスのタイトルバーに表示するテキスト
- 第3引数…メッセージボックスに表示されるボタンを指定する
- 第4引数…メッセージボックスに表示されるアイコンを指定する
第3引数のボタンは、「MessageBoxButtons」の以下の定数で指定する。
- 「AbortRetryIgnore」…中止/再試行/無視ボタン
- 「OK」…OKボタン
- 「OKCancel」…OK/キャンセルボタン
- 「RetryCancel」…再試行/キャンセル
- 「YesNo」…はい/いいえ
- 「YesNoCancel」…はい/いいえ/キャンセルボタン
第4引数のアイコンは、「MessageBoxIcon」の以下の定数で指定する。
- 「Asterisk」…円で囲まれた小文字の i から成る記号
- 「Error」…背景が赤の円で囲まれた白い X から成る記号
- 「Exclamation」…背景が黄色の三角形で囲まれた感嘆符から成る記号
- 「Hand」…背景が赤の円で囲まれた白い X から成る記号
- 「Information」…円で囲まれた小文字の i から成る記号
- 「None」…記号なし
- 「Question」…円で囲まれた疑問符から成る記号
- 「Stop」…背景が赤の円で囲まれた白い X から成る記号
- 「Warning」…背景が黄色の三角形で囲まれた感嘆符から成る記号
使い方はこんな感じ。
'メッセージ MessageBox.Show("メッセージ") 'メッセージとタイトル MessageBox.Show("メッセージ", "タイトル") 'メッセージとタイトルとOK/キャンセルボタン MessageBox.Show("メッセージ", "タイトル", MessageBoxButtons.OKCancel) 'メッセージとタイトルとOK/キャンセルボタンとエラーアイコン MessageBox.Show("メッセージ", "タイトル", MessageBoxButtons.OKCancel, MessageBoxIcon.Error)
なお、選択したボタンを判定する(メッセージボックスの戻り値を判定する)には、「DialogResult」を使用する。
使い方は次のようになる。
'選択したボタンを判定する If MessageBox.Show("メッセージ", "タイトル", MessageBoxButtons.OKCancel) = DialogResult.OK Then 'OKの場合 MessageBox.Show("OK") Else 'OK以外の場合 MessageBox.Show("キャンセル") End If
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